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体験談・コラム

体験談(1)迷いながら進む

体験談(1)迷いながら進む

■名前:E・Mさん

■生年/卒業年度:1986年生まれ、2009年大学卒業

■出身地:奈良県

■これまでの進路:
 新卒の就活経験→一社内定
 卒業後の進路→内定をもらった食品会社に就職するも、合わずに一年で退社
 現在の状況 教育系NPOでの1年間の勤務を経て、現在中小企業にてインターン活動中

■趣味:読書、旅行

学生時代の活動
専攻は人文地理学
アルバイト:パン屋(4年間)
サークル等活動:1回生のときに農業サークルを立ち上げるが1年で解散。その他広告スクール、他大学のアートマネジメント講座等受講する。


進路選択で困ったこと
・ 興味の幅が広すぎて、やりたいことを絞ることができなかった。
・ 特別得意なことも思いつかなかったので、どの仕事も一から始めると思えば得手不得手で絞ることもできなかった。
・「就職活動」のイメージ全体が好きではなかったので、とにかく就職活動に関わることを楽しむことができなかった。
・新卒採用による就職以外の進路選択(大学院へ進学する、専門学校へ行く、新卒採用でない採用枠に挑戦する、就農する、など)についても興味があったが、新卒で就職できなければその後「普通に」働けないのではないかという切迫感に追われることが苦しかった


就職活動の方法
〈新卒での就職活動〉
 会社の選び方:興味の幅が広く、業界や職種を絞る軸を持つことが出来ませんでした。
とにかく興味を持った企業についてホームページや説明会で調べ、企業の理念や風土に強く共感出来るかどうか、自分の会社を愛せるかどうか、という基準で選んでいました。
 内定した会社についても同様でしたが、就職後に経営方針が変化したことと、理念が形骸化して現場とかけ離れていたことに気づき失望しました。ただ、これはもう「入ってみないとわからない」につきるかもしれません......。

 自己アピールの仕方:当時の面接を後から振り返ると、受からなかった面接の際は、自分のアピールポイントとその会社でやりたいことが支離滅裂だったと思います。
 受かった際の面接は、ある程度ストーリーをまとめて、ひとつのポイントに絞っていたように思います。嘘のストーリーをつくるのではなく、短い面接時間で自分のすべてをわかってもらうのは無理だと割り切って、わかりやすく伝えることに集中したということです。

〈二度目の就職活動〉
 就職を「失敗」してしまった、という負い目があったので、一度働くことについて深く考えたいと思い、関連する本を読みました。(左京 泰明著『働かないひと』、山本繁著『やりたいことがないヤツは社会起業家になれ』など)
同時期に、たまたまツイッターでNPOの求人募集の面接兼説明会を目にして、実際に就職したいというよりも、本に出ていたような起業家の人に話を聴いてみたいという軽い気持ちで応募しました。
 面接の際には、前の会社を辞めた理由とからめて、自分の苦手なこともしっかりと話をしました。またアピールポイントについても、具体的に前職でどのような仕事をしていて、何が出来るか、ということを話すことができたので、一度目の就職は決して「失敗」ではなく「経験」だったと今は思います。


どうやって進路を決めたの
 そのとき自分の一番譲れない条件を決めて、後はご縁とタイミングを大切にして決めています。
 新卒入社のときには、とにかく企業で働くことを優先したかったので、勤務地や勤務時間等が希望と違いましたが入社を決めました。結果、1年間で辞めてしまいましたが、一般企業で正社員として働くという経験は確実に得られましたし、それ以降の仕事にも活きています。
 パン屋(一般企業)、NPO、インターンと短い間に職場も働き方も変化してきましたが、働く条件について、どこまでなら妥協できるのか、できないのか、ということがわかってきました。
 もちろん、始めからしっかりと自己分析や業界研究を行って、一度で自分に合う進路に就けたらいいとは思いますが、何事もやってみないと理解できないタイプの自分は、これでよかったというか、こうしかできないなあと思います。
 

今の心境
 インターンは半年間限定なので、その後の進路を現在も考え中です。地域に根ざした仕事に興味を持っていますが、就職ではなく大学院へ行って学術的な方面からアプローチすることも考えています。
 今は、考え中でも興味のあることや現在の状況を色々な人に話す、ということを大切にしています。
 大学院進学という選択肢も、母校の先生に提案されなければ考えもしませんでした。
 世の中には、自分の知らない仕事も選択肢もたくさんあると実感しています。
やりたいことは、仕事をしながら考えていいんだ、と気づくことのできたこの3年間でした。
とりあえず、迷いながらも進みつづけることが、今の目標です。